子供たちのヤマハピアノグレード ~9級おすすめ対策と受験しての感想~親の立場から

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ヤマハピアノグレード Bコース 9級 おすすめ対策

子供たちが受ける初めての合否があるグレード試験になります(でも、不合格はほぼいないと聞きました)。親の立場から試験対策を解説します!

受験日の1か月前ぐらいに、受験会場と時間の連絡がはがきで届きます。

試験対策

ヤマハの教室や、ネットで購入できる試験問題集を1つ用意するといいでしょう。

試験内容(Bコース)

課題曲、初見、伴奏付け、メロディー聴奏、ハーモニー聴奏の5つの内容です。

試験は課題曲→初見→伴奏づけ(和音づけ)→メロディー聴奏→ハーモニー聴奏の順です。

課題曲:用意した2曲を演奏します。

初見:その場で渡される8小節の楽譜を30秒予見(楽譜に目を通す)してから弾きます。

伴奏付け(和音づけ):その場で渡される8小節の楽譜のメロディーに和音をつけます。メロディーは試験官の先生(試験官)が1回、弾いてくれます。受ける子供(受験者)がそのメロディーに合わせて和音(両手カデンツ)を弾きます。続けて和音を伴奏の形で演奏します。

メロディー聴奏:試験官が何調の曲か教えてくれてから、4小節の曲を通して弾いてくれます。そのあと試験官が2小節ずつ分けて弾いてくれるので、メロディーを聞き取って、メロディーのみ受験者が弾きます(左手の和音は弾きません)。

 ハーモニー聴奏:試験官が何調の曲か教えてくれてから、4~5小節の両手カデンツを弾いてくれます。続いて受験者が弾きます。(ひだりの音がオクターブ違っていても原点にはならないそうです。あくまで9級は音があっているかどうかのようです。)

 ポイント

課題曲:弾く順番も申し込み用紙通りとなるので、担当講師の先生と相談してから申込用紙に記入するとよいと思います(申込用紙は担当講師の記載欄もあるので最終段階で先生も目を通す形になりますが…)。

初見:楽譜から音符の音の高さ・長さ(リズム)を読めることと符号を外さないで弾けることが要求されます。(9級は曲の速さは要求されません→これがほんと重要です。)

伴奏づけ:9級はカデンツの左手がヒントに書いてあるので、まず左手の音を確認します。左手に対応するカデンツが答えです。

メロディー聴奏:メロディーのみの聞き取りで十分です。

ハーモニー聴奏:符号を落とさないようにしましょう。

練習するにあたって

練習する順番は、ハーモニー聴奏→伴奏づけがベストです。あとは並行して練習しましょう。

初見―どうしても低学年の子供たちは楽譜を見て弾けるところは早く弾き、弾けないところ(2段目の後半がたいてい難しくなっています)で詰まってしまいます。8級までは曲の速さ(allegretto, Moderatoなど)は要求されないので♩=60ぐらいゆっくり弾くことが重要です。なかなかどの子も♩=60ぐらいで一定の速さで弾くのが難しいようです。我が家ではメトロノームを使って練習しました。先生からは予見のときにほんとには弾かずに鍵盤のうえで指を動かして確認するように子供たちは言われていました。

ハーモニー聴奏ーハ長調ト長調ヘ長調イ短調ニ短調の両手カデンツを確認したら、問題集をそのまま繰り返し弾いて練習するのが近道です。(9級は展開形はでません。問題集の中には展開形が含まれているバージョンがありますが、基本形で弾いても減点の対象にならないそうです。)

伴奏付けー両手カデンツの組み合わせをしっかり覚えて、左手の音をまず読んで、右手のカデンツを確認する感じです。伴奏形はあらかじめ4/4拍子ならこのパターン(例えばブン・チャッ・チャッ・チャッとか)、3/4拍子ならこのパターン(例えばブン・チャッ・チャッとか)あらかじめ決めて練習したほうが効率的です。

メロディー聴奏―あらかじめ問題をピアノで弾いてスマホに録音したものを子供に渡して練習させました。