ヤマハ幼児科のうちにやっておいてよかったこと、やっておけばよかったなと思うこと ~娘3人の経験から~

 

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幼児科のころは短時間でもいい。毎日の習慣が重要です。

お習い事の中でピアノの練習は、左右別々の手のうごき(触覚、運動神経)、楽譜を読む(視覚)、音を聞きとる(聴覚)とさまざまな感覚を刺激できるので幼児期に始めるととても良いと思います。ただプールや体操と違って単に月謝や送り迎えだけでなく、楽しくレッスンに参加するためには子供に毎日練習させる必要があり幼児の習い事の中では親の負担がとっても大きいと思います。しかし、幼児期の子供に毎日のピアノの練習の習慣が身に着くと、小学校に上がってからの勉強の取り組み方につながりとってもメリットがおおきいと思います。小さいうちのほうが練習内容も難しくなく、遊びながらできるので早いうちから短い時間でいいので毎日の習慣を身に着けたいものです。

 幼児科の時に身に着けたい練習ポイント

幼児科1年目

幼児科1年目は、特に子供と音で遊ぶという感じが重要です。いろいろな音(音階や音色)、マグネットの音符で遊ぶことが大切です。これは幼児科を終了してから当時を振り返って特に強く思いました。幼児科2年目の後半からは徐々に調を変える移調が出てきて、幼児科終了後のコースからは移調と変奏が多く出てきて、J専に至ってはオンパレード状態になりました。だいすきなパンのうちから、いろいろな音で子供と一緒に遊んでおけばもっと良かったなと思っています。

幼児科2年目 

うちでは2年目からは普段はレッスンで習っているレパートリー曲を1曲あたり3回、練習するように心がけました。同じクラスのお母様の言葉で、“1回目は昨日の復習、2回目は昨日と同じくらい上手に弾けるように、3回目は昨日より上手に弾けるように”。とってもいいな~と思いました。子供の体調が悪い時や練習時間が取れないときは一日5分でも音楽にふれる時間をつくるように心がけました。これは上の子がヤマハっ子であれば下の子たちは自然とできると思います。親が頑張るのは上の子の時、短くても毎日の積み重ねです

2年目の後半からは練習曲が難しくなります。夏までに毎日の練習が身に着くと、幼児科の終了後もスムーズ行くと思います。

練習の習慣が身に着いたあとは、親が協力したいのは移調と和音の聴音だと思います。感覚的にハ長調ト長調ヘ長調と変えていける子もいますが、うちは長女の時は無理でJ専に入ってからも苦労しました。“指使いを変えずに初めの音を変えて符号に気を付けて弾くのよ”と長女は一緒に練習することが必要でした。次女と3女は比較的スムーズにできていたので、移調の難易度は本人の個性と環境(上の子がいるかどうか)が関係していると思います。聴音に関してはプライマリーについている“練習してみましょう”のスケールと和音を毎日弾いていても、ほかの人が弾いた和音を口に出して答えるのがうまくいかない子もいます。これも親が時々問題を出してチェックしてあげたほうがいいと思います。